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★自民裏金事件で池田議員を起訴　捜査終結、舞台は法廷へ

2024年1月26日 13:53 (2024年1月26日 14:33更新)

自民党派閥の政治資金規正法違反事件で東京地検特捜部は26日、衆院議員の池田佳隆容疑者（57）
=比例東海、自民党を除名=と政策秘書を同法違反（虚偽記入）の罪で起訴した。
一連の捜査は現職国会議員3人を含む10人を起訴し終結した。
派閥の政治資金パーティーを舞台とした裏金づくりの真相究明の場は法廷に移る。

起訴内容によると池田議員は2018?22年、安倍派（清和政策研究会）からの
還流分計約4800万円を自身の資金管理団体「池田黎明会」の収支報告書に記載しなかったとされる。
同団体の会計責任者で池田議員の政策秘書、柿沼和宏容疑者（45）も起訴した。

特捜部は19日、安倍派に所属していた大野泰正参院議員（64）=岐阜、自民党を離党=を在宅起訴、
谷川弥一元衆院議員（82）=24日に議員辞職=を略式起訴した。事件で起訴された議員は計3人となった。

規正法違反罪で罰金刑以上が確定した場合、議員は公民権が停止され失職する。
池田、大野両議員はそれぞれ虚偽記入への関与を否定しているとされる。

特捜部は派閥側については安倍派、二階派（志帥会）、岸田派（宏池政策研究会）の
当時の会計責任者3人を在宅・略式起訴した。
派閥幹部らは会計責任者との共謀が認められないとして立件を見送った。

日経新聞　http://www.nikkei.com