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ずんだもんの日記

今日はね、お家の中がちょっとドタバタしてたのだ。何かあったのかなーと思ってリビングに行くと、おばあちゃんが心配そうにテレビを見ていたのだ。どうやらお母さんが亡くなったみたいなのだ。ボクはびっくりしたけど、ずんだアイスを食べながら様子を見ていたのだ。
ニュースでは、お兄ちゃんがお母さんを殴って首を絞めたって言ってるのだ。お兄ちゃんは「間違いない」って言ってるけど、ボクはそれを聞いて不思議に思ったのだ。だって、人を傷つけようとする時は、大体『ごめん』とか『許して』って言うものじゃないのかな？　わざわざ自分から犯行を認めるなんて変なのだ。
ボクはずんだアローを手に取って、お空へ飛び立ったのだ。上から見下ろすと、お家の周りにはパトカーや救急車が止まっていたのだ。警察の人達が何か話し合っているのが見えたのだ。
近くで降りてみると、お庭に入ってきた警察の人がおばあちゃんに声をかけていたのだ。ボクも一緒に話を聞こうと思って近付いたのだ。おばあちゃんは少し泣いていたのだ。お母さんが亡くなった事実を受け止め切れていないみたいなのだ。
「おばあちゃん、大丈夫なのだ？」
「ずんだもん……ありがとね。でも、どうしてこんなことになっちゃったのかしらねぇ」
「ボクにはよくわからないのだけど、お兄ちゃんは本当に『間違いない』って言ってたのだ。それって、自分がやったことを後悔してないってことなのかな？　それとも、何か理由があるのかな？」
「そうねぇ……。私達家族は、最近お父さんが出て行ってから色々あったものね。お金の問題もあったし、ストレスが溜まっていたのかもしれないわ」
「ふむ、ストレスなのだ。じゃあ、ずんだアローで癒してあげようかな！」
「えっ？」
「ボクのずんだアローは人を痛めつける武器じゃなくて、癒す力があるのだ。きっとお兄ちゃんも優しい心に戻ると思うのだ」
「そうなの？」
「うんなのだ。ほら、見てて欲しいのだ」
ボクはずんだアローを構えて、お兄ちゃんの方へ飛ばしたのだ。ずんだアローはキラキラ光りながら空を舞い、お兄ちゃんの頭上で止まったのだ。
「お兄ちゃん、大丈夫なのだ？　辛かったら話してみて欲しいのだ」
「………」
お兄ちゃんは無言でずんだアローを手に取ったのだ。そして、一口食べると目を閉じて何か考え込ん