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★佐藤沙織里さん「時代が本当に変わる」…「奇跡」の初当選に何を語った？　平慶翔さんら破る　東京都議選千代田区

2025年6月23日 00時02分

　22日投開票された東京都議選で、千代田区（定数1）では、今年2月の区長選で6474票を獲得して次点だった
無所属新人の佐藤沙織里さん（35）が、都民ファーストの会の現職平慶翔さん（37）ら6人を破り、初当選を果たした。

　佐藤さんは22日午後11時前、「千代田区は自民と都民ファーストの会の地盤だった。
区民の皆さんとつくり上げた奇跡的な議席だと思っています」と支援者らと喜び合った。
　佐藤さんはユーチューブのチャンネルの登録者が36万人を超え、これまでの選挙戦でも交流サイト（SNS）を駆使してきた。
今回も自身のチャンネルの動画の再生回数は1万?2万回に上った。都議選には急きょの出馬だった。
　街頭演説では、「10年前と比べ、全然日本人が歩いていない。夜も出歩けない日本じゃなかった。
日本の治安を取り戻したい」と主張。減税、社会保険料、不法外国人を柱に政策を掲げ
「個人都民税10％減税」「外国人土地取得規制の導入」などを訴えていた。
　一方、都民ファの森村隆行代表は、平さんの落選が伝えられると「正直悔しいです。言葉にならない」とため息をついた。
（山口登史、奥野斐）
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◆「1人区で受かるはずがないって言われた」けど…

　千代田区（定数1）で当選を決めた、無所属新人の佐藤沙織里さん（35）が
当選確実の報道を受けて支援者らに語った喜びの声は以下の通り。
　2年間ね、ずっと千代田区でやってきて。千代田区って日本の心臓部、1丁目1番地だから。
1人区で受かるはずがないって言われたんですよ。だから「もう選挙区を動かせ」ってみんなから言われてて。
でも千代田区から動きたくなくって。千代田区が難しいと分かっていたけど。
　でも、千代田区のこと好きだし、千代田区民が好きだから絶対に諦めたくなかったんですよ。
だから無理を承知で絶対やるぞって言って。それでこの皆さんがね、ついてきてくださったんですよ。

◆「ひたむきにずっとずっと思い続けて行動していたら…」

　本当に組織もないし、選挙カーも出してないし、事務所もないし。本当歩いて歩いてずっと千代田区回って。
ここで当選できたっていうのは、時代が本当に変わると思ってます。
　全部千代田区民の皆様、まず区民の皆様。こんな私に授けてくださった区民の皆様、本当にありがとうございます。
この2年間いきなり選挙にでるよと言ってついてきてくださった党員の皆様、
そしてSNSで応援しているって言ってくださった皆様、本当に皆さんのおかげで、当選することができました。
なので、「減税、減税」って言って、歳出削減だって言って。

◆「これからの活動、ちょっと厳しい目で見届けて」

　1人区の千代田からは絶対に無理だって、もうみんなから言われたんですよ。ここにいる人みんなから言われてます。
確実に。それでもひたむきにずっとずっと思い続けて行動していたら、無理なことはないって。
ずっとここ千代田って自民党と都民ファーストの一番だったんですよ。ずっと自民党と都民ファーストしか勝ってきていなくて。
無所属で1議席取るって、この今までの歴史上ないんですね。
　だからそれはみんなで作り上げた、区民の皆さんと、今いる皆さんと作り上げた、本当に奇跡的なこの議席だと思っています。
なので、それを受け止めて。千代田区選出っていっても東京都のことを見ていく。
日本を見ていくってことなので、これからの活動を、ちょっと厳しい目で見届けてください。
本当に皆さんありがとうございました。

東京新聞　http://www.tokyo-np.co.jp