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★憲政史上初の国会混乱！進次郎農相の都議選初応援も一部中止に…衆院で自民委員長の解任決議可決

[2025年6月18日20時34分]

18日、憲政史上初めて、衆議院で常任委員長の解任決議が本会議で可決される異例の出来事が起きた。

立憲民主党など野党7党が今月11日に共同提出していた、今年7月からのガソリン税暫定税率廃止を求めた法案について、
衆院財務金融委員会の井林辰憲委員長（自民党）が委員会の開催や審議入りに応じていないとして、野党側が問題視。
与党側は、審議に応じない理由を、開始日程が迫っていることや財源に関する説明が不十分なためなどとしていたが、
立民や日本維新の会など野党6党は17日、井林氏の解任決議案の共同提出に踏み切った。

廃止法案提出には加わったが解任決議案提出には加わらなかった共産党や、れいわ新選組などの動向が、
可決か否決かの鍵を握るとみられていたが、最終的に共産もれいわも賛成に回り、野党の賛成多数で可決された。
午後1時からの本会議で井林委員長の解任決議が可決され、本会議がいったん休憩に入った後、
同5時から新たな委員長を選ぶ選挙が本会議で行われ、後任の委員長に、立民の阿久津幸彦議員が選出された。

この日の国会が異例の展開をたどった影響で、後半戦に入った東京都議選（22日投開票）の各党の選挙戦にも、少なからず影響が出た。

自民党は、小泉進次郎農相が、先月の大臣就任後、地元以外で初の選挙応援となる自民党候補の応援を複数予定していたが、
最初に予定された三鷹市選挙区の候補者の会合出席は、キャンセルに。
本会議が休憩に入っている間は「禁足令」が出ており、衆院議員は国会を離れることができなかった。

三鷹市選挙区の自民党候補の会合では当初、閣僚の来場に備えて厳戒警備体制が敷かれていたが、
進次郎氏の出席がかなわなくなったことが伝えられると、集まった支援者からは落胆の声が上がった。
進次郎氏は同日夜、小平市で行われた同市選挙区の自民党候補の応援演説には予定通り駆けつけ、聴衆に支持を訴えた。

立憲民主党も、本会議の開催時間が重なったため、野田佳彦代表が予定していた港区選挙区の候補者の応援演説が、中止となった。

日刊スポーツ　http://www.nikkansports.com