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★トランプ大統領、敵意ムキ出し　米有名人からの相次ぐ批判にSNSでの侮辱投稿で“対抗”

[ 2025年5月18日 04:35 ]

　トランプ米大統領が16日、自身のSNSに日本でも大人気の米歌手テイラー・スウィフト（35）と
ロック界の大御所ブルース・スプリングスティーン（75）を侮辱するような文言を相次いで投稿した。
2人とも反トランプの立場で知られる。

　米国の有名人から相次いで批判を受けているトランプ氏。そういった声に敵意をむき出しにした格好だ。

　スウィフトについては「私が“テイラー・スウィフトは嫌いだ”と言ってから、
彼女はもう魅力がなくなったと気付いているか？」と短い文で“挑発”。
トランプ氏は昨年9月、スウィフトが大統領選で対立候補だった民主党のカマラ・ハリス前副大統領への
支持を表明すると「テイラー・スウィフトは嫌いだ」と書き込んだ。16日の投稿はこのことを指しているとみられる。

　トランプ氏は昨年8月、若者に人気で投票行動に影響を及ぼすスウィフトが
「トランプ氏に投票してほしい」と呼びかける偽画像をSNSで拡散。
自身への支持を訴えるメッセージも送っていた。
しかしスウィフトがその後、ハリス氏への支持を明確にしたため、批判に転じた。

　一方、スプリングスティーンは14日、英マンチェスターでのコンサートで
「俺が愛してきた、歌ってきた米国が、いま腐敗し、無能で、反逆的な政権の手中にある」などとスピーチした。
トランプ氏はスウィフトへの投稿の1時間後、スプリングスティーンに向け
「この過大評価された歌手、スプリングスティーンが外国で米国大統領の悪口を言っている。
彼は好きじゃない。才能もない」とこき下ろし「干からびたプルーンみたいだ」と容姿をやゆした。

　国を代表する2人の歌手への攻撃に、米国音楽家連盟が即座に反応。
「連盟会員である2人はともに素晴らしい歌手で、米国、世界中の人のロールモデルで、励みになっている」と緊急声明を発表。
トランプ氏の投稿について「口調、内容ともに子供のよう。79歳近い老人のものではない」という
専門家の分析を掲載するメディアもあった。

　≪物議を醸す投稿≫トランプ氏のSNS投稿は物議を醸すことが多い。
新たなローマ教皇を決める選挙（コンクラーベ）が始まる直前には、教皇の姿を模した画像を投稿。
これにカトリック教会の司教から「冒とくしている」などの批判が続出した。
2日にはトランプ氏が王冠をかぶった合成写真を投稿。「王様万歳」とまるで自身が
“米国王”かのようなコメントを添え、ニューヨーク州知事が「我々は法治国家だ」と批判した。

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