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★ 被害者*亡直後に加害者を医療保護入院…青森の患者間*人、主治医「衝動行為予想される」と閉鎖病棟に移す

2025/02/17 05:00

　みちのく記念病院（青森県八戸市）の患者間*人 隠蔽 事件で、入院患者を*害した男（５９）を
医療保護入院にするとの記載が、男の診療記録にあることがわかった。
犯人隠避容疑で逮捕された石山哲容疑者（６０）の氏名で被害者の*亡後に入力されていた。
病院職員によると、これを受けて男は閉鎖病棟に移された。
県警もこれらを把握しており、事件の隠蔽を図った証拠になるとみて調べている。

　*人事件は２０２３年３月に発生。
当時院長だった石山隆容疑者（６１）と、その弟で被害者と*害した男の主治医だった哲容疑者は、
うその*因が書かれた*亡診断書を遺族に交付するなどしたとして、犯人隠避容疑で逮捕された。

●事件を巡る経緯

　読売新聞が入手した同月１３日の診療記録では、前夜に襲われた被害者の*亡からまもない
午前１１時の記載事項として、*害した男について「情動不安定」「衝動行為が予想され」るなどとし、
「医療保護入院が必要」とある。記入者名は「石山哲」だった。
男の加害行為については触れられていない。

　同日午後４時４０分過ぎの記載には、「医療保護入院が必要」などとされた内容を「受領」とした看護師名がある。
病院職員によると、*人事件の発生を病院が県警に通報しないまま、男は院内の閉鎖病棟の一室に隔離された。
*人事件は、病院の対応に疑問を持った職員からの通報で県警が把握した。
病院で男が逮捕されたのは３月２８日で、その後、懲役１７年の実刑判決が確定した。

　医療保護入院は、精神疾患で治療や保護が必要な患者を本人の同意なく入院させる、
精神保健福祉法上の制度。他人に危害を与える恐れがない人が対象で、
厚生労働相に指定された精神保健指定医の診察を経て行われる。
県警は、男が相部屋の入院患者を*害していたにもかかわらず、
哲容疑者が医療保護入院を判断し、事件の隠蔽を図ったとみている。

　一方、*因を「肺炎」とした虚偽の*亡診断書については、被害者が心肺停止状態になった後、
隆容疑者が複数の看護師を介し、入院していた認知症疑いの男性患者（当時８９歳、昨年*亡）に
作成を指示したと、病院職員が県警に説明している。
男性患者には医師免許があり、対応できる医師がいない場合に*亡診断を任されていたため、
院内で「みとり医」と呼ばれていた。

　捜査関係者によると、石山隆、哲の両容疑者は調べに対し、いずれも容疑を否認している。

読売新聞　http://www.yomiuri.co.jp