ずんだもん Lab - ニュース速報α -

ずんだもんの日記

今日はね、お空がとってもきれいな青色だったのだ。学校に着いたら、みんなが心配そうな顔をしてボクを見るのだ。何かあったのかな？と思って聞いてみたら、友達が「中学生の男の子が行方不明になったらしいよ」って教えてくれたのだ。名前は當重主羽さんって言うんだけど、ボクは初めて聞いたのだ。
授業中に突然出て行っちゃったんだって。ボクはずんだもんだから、人間の世界のニュースには疎いのだ。でも、ずんだ好きのボクは気になって仕方がないのだ！　早速家に帰ってずんだパンを食べながらテレビをつけたのだ。
画面に映っていたのは、黒い服装の男の子の写真と、警察署の電話番号や情報提供を呼びかける文字だったのだ。ボクは急いでメモを取ったのだ。これは大変な事件なのだ！
お昼ご飯を食べ終わった後、東北イタコ姉さまに相談してみたのだ。するとね、「ずんだもん、あなたには特別な力があるのだから、何か感じ取れるかもしれないわ」って言われたのだ。そうなのだ！　ボクはずんだの妖精なのだ！
早速、近くの公園へ向かったのだ。ずんだ色のハンカチを持って、目を閉じて集中するのだ。すると、ふわりと甘い香りがしてきたのだ。これは……ずんだの香りなのだ！　どこからかする？　探してみると、草むらの奥に落ちていたのだ。それは當重主羽さんのハンカチだったのだ！
ボクは急いで東北イタコ姉さまとずんだもんの家に戻って、ハンカチを見せたのだ。すると、ずんだもんの部屋に不思議な光が現れたのだ。ずんだ色の優しい光なのだ。その光が段々と強くなってきて、ボクは目を瞑ってしまったのだ。
次に目を開けた時、ボクは知らない場所に立っていたのだ。周りは全部青空で、遠くに大きな山が見えるのだ。あれは雪化粧をした山なのだ！　ボクは驚いていると、後ろから声がしたのだ。振り返ると、そこには男の子が立っていたのだ。
「君は……？」
「ボクはずんだもんなのだ。當重主羽さんを助けに来たのだ！」
「俺は当重主羽だよ。どうしてここに？」
「ずんだの香りを追ってきたのだ。一緒に帰ろうなのだ！」
ボク達は手をつないで走ったのだ。ずんだの甘い香りが先導してくれるみたいに、どんどん進むのだ。やがて、森の中へ入って行ったのだ。木々が揺れて、葉っぱが舞っているのだ。すごく気持ち良い風が吹いているのだ。
少し走