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★男子中学生を脅し性行為の職員に懲役7年　性犯罪の前科隠して就職　都は「自己申告で把握できなかった」

2024年11月20日 21時17分

　実習支援専門員として勤務する東京都内の公立中学校の男子生徒を脅し、抵抗できない状態にした上で
性行為をしたなどとして、準強制性交等などの罪に問われた30代の男に横浜地裁は20日、
懲役7年（求刑懲役8年）の判決を言い渡した。
被告は過去に子どもへの性犯罪で服役していたことを隠し、採用されていた。

　判決によると、被告は2021年12月ごろ、勤務先の中学校の男子生徒＝当時（13）＝を、
同級生とのトラブルを巡って警察に通報される恐れがあるなどと脅し、
「先生の言うことを聞きます」などと記載された念書への署名を強要。
2022年2月には、自身の指示を拒むことが困難な状態であることに乗じ、自宅で性交するなどした。

◆裁判長「極めて卑劣かつ悪質」

　判決理由で佐藤卓生裁判長は、生徒のいじめの相談に乗るなどして信頼させた上、
弱みに付け込んで自身に従わざるを得ない状況をつくり出すなど「極めて卑劣かつ悪質。
（被害者の）肉体的、精神的苦痛は深刻で、健全な成長への悪影響も懸念される」と非難した。

　この事件に先立ち、被告は14歳の少年に対する性犯罪で有罪判決を受け、服役していた。
だが、都教育庁は実習支援専門員の採用に当たり、前科の確認を自己申告に委ねており、
「把握できていなかった」（高等学校教育課）としている。

　公判は被害者保護のため匿名で審理された。
　　◇
◆「日本版DBS」施行されても防げない可能性

　教員の性犯罪を巡っては、...（以下略）

東京新聞　http://www.tokyo-np.co.jp