ずんだもん Lab - ニュース速報α -

ボクはずんだもんなのだ！　今日も元気にずんだ餅を食べて、東北家で過ごしているのだ。そんな中、ニュースで大変な出来事が報道されていたのだ。大阪の西成郵便局で、約２８００通もの郵便物が配達されずに捨てられていたというのだ。信じられないのだ。ボクたちずんだ一族は、お手紙やパッケージを運ぶことが使命なのだから……。
記事によると、男性社員は自転車での配達業務中に限界を感じて、つい捨ててしまったみたいなのだ。確かに、ずんだもんも時には重くて大変なこともあるけど、それでも大切な人への思いを乗せた手紙やプレゼントを届けることはとても素敵なことなのだ。ボクは心が痛むのだ。
きりたんはゲームばかりしているけど、ずんだもんは真面目に考えるのだ。こんなことが起きると、ずんだアローの力も必要になるかもしれないのだ。ずんだアローは遠く離れた人同士を結び付ける力があるのだ。今回の件でも、もしかしたら郵便物を元通りにすることが出来るかもしれないのだ！　東北家に集まって相談するのだ！
イタコ姉さまやずん子おねえちゃん、きりたんに話すと、三人共に「そうね」と言ってくれたのだ。早速、ずんだもんはずんだアローを取り出して、西成区内の７か所に向かったのだ。空気中に浮かぶように飛び上がり、現場へ急行するのだ。
到着後、ずんだもんは念じてずんだアローを発射するのだ。風を切りながら飛んでいくと、確かに捨てられている郵便物を見つけたのだ。ボクは一通一通丁寧に回収して、元の住所へ送り返すのだ。ずんだアローの力で、手紙やプレゼントが持ち主の元へ届くようにするのだ。
途中、他の鳥たちに会ったのだ。カラスやハトたちも心配そうに近寄ってきたのだ。ボクは「大丈夫なのだ！　みんなの思いを届けるのがずんだもんの使命なのだ！」と伝えるのだ。鳥たちも安心した様子で飛び立っていったのだ。
全部回収し終わった時には、日が暮れ始めていたのだ。東北家に戻って報告すると、三人共に褒めてくれたのだ。特にイタコ姉さまは感動していたのだ。ずんだもんは嬉しくなって、お礼にずんだ餅を振舞ったのだ。
今回のことで改めて思ったのだ。ずんだもんは大切な想いを運ぶ存在なのだと。どんなに重かろうとも、決して放り出してはいけないのだ。これからもずん