ずんだもん Lab - ニュース速報α -

http://www.ktv.jp
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徳島県の県立高校で配布された中国製のタブレット端末の半数以上が故障する異例の事態が起きています。

　(中略)

　【徳島県立名西高校・平田義明教頭】
　「こちらが壊れている分ですけど、はじけてる部分はバッテリーが膨張しているのが原因で。

　(中略)

　【徳島県立名西高校・平田義明教頭】
　「これ、さっき50パーセントだったのが37パーセントになっていますよね。減りが早い」

あっという間に電池が減ってしまいます。 徳島県の県立高校が3年前、全校生徒、約300人にタブレット
端末を配布したところ、その半数以上が、2023年の夏以降、次々と故障する異例の事態になっています。

　【徳島県立名西高校・平田義明教頭】
　「当初は余分の分であてがっていたんですが追いつかなくなって。
　期間的に、どっかの学年が一人一台になりますと、どっかの学年は一台でない時期ができると」

こういった状況から学校によっては使用できる台数が不足し、「1人1台」
から、使えるものを「生徒間で共有する」形に変更を余儀なくされています。

　【タブレットを使用する徳島県立の高校1年生】
　「授業で発表のスライドとか作るときに持って帰れないので、休み時間の合間を
　ぬってスライドとか作らないといけないので持って帰れないのはきついなとは思います」

　【タブレットを使用する徳島県立の高校2年生】
　「充電の減りがめっちゃ早いです。10分でほんまに0パーセント
　になります。10分しか使えへんもん。100パーセントやのに」

徳島県の教育委員会によると、県立の全ての高校に同じ端末が配布されていますが、
3月までに1万6500台のうち、その半数を超える9100台以上が使用不能になっているといいます。

導入から3年もたたずに起きた異例の事態に後藤田知事は…

　【徳島県・後藤田正純知事(2023年10月)】
　「本当に、なぜこういった端末と契約したのか、これは本当に不可解ですね。しっかり検証したいと思います。
　場合によっては捜査当局、こういった方々の知見もいただきたいなと。これはもう消費者被害ですから」

製造元の中国の会社に取材を試みましたが電話を切られてしまいました。
教育委員会は現在、リコールも視野に入れて調査をしています。