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★岸田首相　泣きっ面に“ハレンチ”　セクシーダンサー招致、和歌山自民県議が離党

[ 2024年3月12日 05:30 ]

　自民党和歌山県連が主催した会合に露出の多い衣装の女性ダンサーを招いた問題で、
県連青年局長として企画した川畑哲哉県議が11日、離党届を提出し、受理された。
参加者がダンサーに口移しでチップを渡したほか、体を触るなどしていた。
川畑氏は記者団に「想定を超えた不適切な状況」になったなどと謝罪した。

　会合は昨年11月、和歌山市で開かれた「青年局近畿ブロック会議」。
2府4県の地方議員ら計30〜40人が参加した。
ダンサーは5人で、会合後の懇親会冒頭にミニスカート姿でダンスを披露。
再登場した際は、下着かビキニの水着を思わせるほど露出が大幅にアップし、
一部参加者が口にくわえたチップを口移しで渡したり、尻を触るなどしたという。

　川畑氏はチップは儀礼的なものだったとの認識を示し、5人分計5000円を用意し、自身も渡したと説明。
口移しは「見た記憶がある」とし、「花束やチップを渡すことは想定していたが、
口移しは想定していなかった」と釈明した。

　会議は例年、府県連青年局の持ち回りで開かれ、地域ごとに特色あるイベントを実施。
今年度は和歌山県連が担当し、関係者によると、川畑氏が「独断」で準備した。
企画意図については、会合で掲げたテーマ「多様性」に触れ「いろんな生き方や仕事がある。
問題提起をさせていただいた」とし、ダンスのジャンルは「ゴーゴーダンス」と話した。

　まさに「不適切にもほどがある」ハレンチ懇親会だが、地方議員の離党では済まない事態。
その場にいた党青年局の藤原崇局長と中曽根康隆局長代理が既に辞任。
党は後任局長に鈴木貴子副幹事長を充てる人事を固めた。

　自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、共同通信の最新の世論調査で
岸田内閣の支持率は20・1％と過去最低を更新。
17日に控える党大会で「解体的な出直し」を図るという岸田文雄首相だが、
中央から地方まで病巣がはびこった様を露呈、野党などからの解体論がさらに高まりそうだ。

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