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★差間正樹さん亡くなる　アイヌ民族団体会長　アイヌ民族の遺骨返還や先住民族の権利回復に尽力　浦幌町

2024年 2月 7日 17:54 掲載

アイヌ民族の遺骨返還や先住民族の権利回復に力をつくした、北海道・浦幌町の差間正樹さんが、6日に亡くなりました。

浦幌町出身の差間さんは元浦幌町議会議員でアイヌ民族の団体「ラポロアイヌネイション」の会長を務めていました。
町内の墓地から掘り出されたアイヌ民族の遺骨の返還運動に取り組み、裁判を通じて東京大学などから返還を実現しました。

2020年には国などを相手取り先住民族として地元の川でサケを取る権利があることについて
確認を求める裁判を札幌地裁に起こし、ことし4月に判決が言い渡される予定でした。

ラポロアイヌネイション・差間正樹会長）
「生活に根差していかない文化はいずれ消えてしまう。私たちはここで生活していたということを皆さんの前で実現していく」。

差間さんは病気で浦幌町の病院に入院し療養を続けていましたが、6日に亡くなったということです。73歳でした。

HTB北海道ニュース http://www.htb.co.jp