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★宗教を所管する盛山正仁文科相が旧統一教会系から選挙支援「写真があるなら推薦状を受けたのでは」言葉濁す

2024年2月6日 19時30分

　盛山正仁文部科学相は6日の衆院予算委員会で、2021年衆院選で世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の
友好団体から選挙支援を受けていたとする一部報道について「報道されているような写真があるのであれば、
推薦状を受けたのではないかと思う」と述べた。

◆「よく覚えていなかった」「引き続き解散命令請求」

　報道があったのは、6日の朝日新聞の朝刊。盛山氏が21年10月の衆院選の公示前、
教団の友好団体「世界平和連合」が神戸市内で主催した国政報告会で推薦状を受け取ったとされる。
盛山氏が推薦状を手にした写真も掲載された。
記事では選挙期間中、教団信者である同団体会員が盛山氏の事務所で有権者に電話で投票を呼びかけたとも報じている。

　盛山氏は6日の衆院予算委に先立つ閣議後会見で、報道について
「過去の衆院選で当該団体に選挙支援を依頼した事実は無い。活動報告も確認できなかった。
指摘があるまで、そういうことがあったことすら、よく覚えていなかった」と述べた。
支援を受けたことによる影響は「全くない」と話し、辞任などの考えはないことを強調。
「旧統一教会との関係を絶っている。引き続き解散命令請求の対応等に取り組みたい」と話した。

　盛山氏は21年衆院選で、兵庫1区から立候補。選挙区で敗れ、比例代表で復活当選。
昨年10月、宗教法人法を所管する文科相として旧統一教会の解散命令を東京地裁に請求した。
教団との関係については22年の自民党調査に、関連団体の会合に一度出席し、あいさつしたと答えている。

　旧統一教会の広報は本紙の取材に「友好団体のことなので教団としてのコメントは控える。
（選挙支援に）宗教法人が組織的にかかわることはない」と話している。（榎本哲也）

東京新聞　http://www.tokyo-np.co.jp