ずんだもん Lab - ニュース速報α -

★離党も辞職もしない安倍派幹部を自民党が処分も　「政治責任、どうするべきかは自分で考えること」

2024年1月25日 19時54分

　自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、自民党執行部が捜査対象となった安倍派幹部に対し、
何らかの政治責任を取るよう求めたことが25日、分かった。
塩谷立座長や事務総長の高木毅前国対委員長ら安倍派幹部による責任逃れの言動に国民の批判が高まっており、
党内には離党などのけじめを求める声が浮上。自発的な対応がない場合は、党として処分を下すことも視野に入れる。

◆国民の不信増幅、党内の強硬意見も高まり

　関係者によると、党幹部は安倍派幹部の数人に「党内から厳しい意見が上がっている」と伝えた。
「政治責任を何も果たさないわけにはいかない」とくぎを刺した上で
「どうすべきかは自分自身で考えることだ」と突き放した。

　　党の処分を巡っては、自民党議員3人が新型コロナウイルスの緊急事態宣言中に
東京・銀座のクラブを訪問し、国民の非難が*到したことを受け、2021年2月に離党勧告を出している。
安倍派は26日に常任幹事会を開いて今後の対応を協議する予定だ。

　岸田文雄首相は25日、記者団に「まずは関係者に説明責任を促すのが第一。
その上で党としてもできる限り事実関係を把握する努力をしなければいけない」と述べ、処分は慎重に検討する考えを強調。
自ら責任を取り辞任する考えを問われ「責任を果たしていきたい」と否定した。

　安倍派の会計責任者は、パーティー収入還流分など不記載で在宅起訴されたが、
安倍派運営の中心にいた「5人組」や塩谷氏らの立件は見送られた。
党政治刷新本部の中間取りまとめでは「関係者のあるべき政治責任について結論を得ていく」としている。（山口哲人）

東京新聞　http://www.tokyo-np.co.jp