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防衛省は２１日、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表した。
５月と８月に失敗した「軍事偵察衛星」の再打ち上げとみられる。
政府は沖縄県を対象に全国瞬時警報システム（Ｊアラート）を発令し、避難を呼びかけた。

北朝鮮は日本の海上保安庁に対し、
２２日午前０時から１２月１日午前０時の間に「人工衛星」を発射すると通知していた。

日本政府は、国連安全保障理事会決議に反するなどとして北朝鮮に対し発射中止を求めていた。
自衛隊は５月の発射の際に発出された「破壊措置命令」を維持し、海上自衛隊イージス艦に搭載する
海上配備型迎撃ミサイル（ＳＭ３）や地対空誘導弾パトリオット（ＰＡＣ３）による迎撃態勢を敷いている。

北朝鮮による予告した上での衛星打ち上げと称した発射は過去に６回ある。
前回は８月２２日に「２４日午前０時〜３１日午前０時の間に発射する」と通告。
２４日午前３時５１分ごろ発射され、沖縄本島と宮古島の間の上空を通過した。
北朝鮮の朝鮮中央通信は失敗したと報じ、１０月に再び打ち上げるとしていた。