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★「青木の法則」割れでいよいよ岸田おろしか…「菅の二の舞」で絶体絶命の岸田文雄首相の絶望

11/12(日) 6:04配信

●絶望的な数字の支持率

　岸田文雄首相は年内の解散総選挙を断念し、年明け以降に改めてタイミングを探る方針を明らかにした。

　「岸田首相は物価高、円安など経済対策に集中するということですが、支持率は下がるばかりでその求心力は地に堕ちつつある。
このままいくと『菅の二の舞』という声が少なくありません」

　菅義偉前首相の引き合いに出してこう話すのは、安倍派の衆議院議員だ。

　岸田政権の支持率低下はとどまるところを知らない。共同通信の11月3〜5日の世論調査では、
《支持する 28・3(10月 32.3)》
《支持しない 56・7(10月 52.5)》

　となっているし、TBSの11月4〜5日の世論調査は
《支持する 29.1(10月 39.5)》
《支持しない 68.4(10月 57.8)》

　と、絶望的な数字なのだ。永田町でよく知られるのが「青木の法則」。
内閣支持率と政権政党の支持率を合計して50％を割り込むと「危険水域」とされる。
「参院のドン」と呼ばれた、青木幹雄元官房長官が唱えた法則だ。

　「青木の法則」で今回の数字を見ると、共同通信調査では、自民党の支持率が34.3％なので、
内閣支持率の28.3％を足せば、62.6％で合格。だがTBSの調査だと、自民党支持率が26.2％と急落しているため、
内閣支持率の29.1％と足し合わせれば55.3％。50％に限りなく近づいているのだ。

●自民党本部で面会した二人の男

　それもあってか、自民党内では「補正予算案が通過して直後に解散総選挙、投開票は12月17日」
という情報が11月の三連休中に駆け巡った。岸田派の議員がこう明かす。

　「補正予算後に解散総選挙の情報はすぐに岸田首相の耳にも入っている。世論調査に対しては、
岸田首相は『敏感すぎるほど敏感』と言われている。解散総選挙は常に、いくつものパターンをシミュレーションしている。
世論調査が出るたびに、細かくチェックしてシミュレーションをアップデートしているから、
補正予算後の解散総選挙という話が膨らんでいったと思います」

　連休後の11月7日の昼、岸田首相の姿は自民党本部にあった。時事通信社の「首相動静」によると
　《午前11時52分、官邸発。同56分、自民党本部着。同57分から午後0時27分まで、元宿仁同党本部事務総長。
同28分から同46分まで、森山裕同党総務会長。午後0時48分、同所発。同51分、官邸着》
　となっている。

　岸田首相が党本部では会ったのは、自民党の「金庫番」と言われる、元宿仁事務総長と森山総務会長。
岸田首相を最も支えているという麻生太郎副総裁をはじめ、茂木敏允幹事長や萩生田光一政調会長とは会っていない。

　「わざわざ昼休みの時間で、森山氏と元宿氏だけに会ったと聞いて、岸田首相は解散するつもりかと思いました。
選対委員長は『ドリル優子』こと小渕優子氏ですが、先の衆参補選では1勝1敗で結果が出せず、
首相は実質的な選対委員長の役割を森山氏に任せているのは周知の事実で、すわ解散総選挙だと思いました。

　これまでも解散総選挙の情報が自民党から永田町に駆け回るのは、森山氏か元宿氏のどちらかが、
何らかの発言をした時でしたから」(自民党の閣僚経験者)
（続く）
講談社　http://news.yahoo.co.jp

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