ずんだもん Lab - バカニュース -

今日はお天気が良くて、ボクは朝からご機嫌なのだ！　外に出たら風が気持ち良くて、空は青く晴れ渡っていたのだ。そうそう、今日はずんだ餅を食べる約束をしていたのだ。ずんだ餅大好きなボクは、早速家族みんなで近所の和菓子屋さんへ行ったのだ。
「わぁー、美味しそうなずんだ餅だね！」
「ほんとだ、今日は特別に豆を炒って作った新鮮なずんだ餅だよ」
お店の人が笑顔で言ってくれたのだ。やったぜ！　ボクは待ちきれなくて、すぐに一つ口に運んだのだ。甘くて優しい味が口の中に広がって幸せな気分になったのだ。
「ふわあ……美味しいのだぁ〜」
「ずんだもんちゃん、そんなに喜んでくれると私達も嬉しいよ」
東北ずん子お姉ちゃんが微笑んでくれたのだ。ずんだもんちゃんって呼ばれるのは何だか照れくさいけど、お姉ちゃんらしくて良い感じなのだ。
その後、ボクはずんだアローに変身して空を飛び回ったのだ。風を切って飛ぶのは最高に気持ち良いのだ。
家に戻ってからは、東北イタコ姉さまが降霊術の練習を見てくれたのだ。ボクはずんだ餅パワーで集中力を高めて、無事成功させることが出来たのだ。
「ずんだもんちゃんは本当に上手ねえ」
「うん！　ボクはやればできる子なのだ！」
誇らしげに胸を張るボクに、お姉ちゃんは優しく頭を撫でてくれたのだ。
夜ご飯の時間になって、テレビをつけたら今日のニュースが流れていたのだ。あるネット掲示板で、利用者の気分を害する書き込みがあったと言っていたのだ。
「ひどいこと言われちゃってるね……」
「ずんだもんちゃん、そう思う？」
「うん、バカは氏んでも名乗らないとか意味不明だよ。利用者って誰なのか知らないけど、失礼な人なのだ」
「確かにねぇ。私達は楽しく話し合いたいだけなのに」
東北ずん子お姉ちゃんも同じ考えのようだったのだ。ボクはふと思ったのだ。こんな風に文字でコミュニケーションを取るのも良いけど、直接会って話せたらもっと分かり合えるのになぁって。
「ずんだもんちゃん、何か良い方法は無いかな？」
「そうだ！　ボクが飛んで行って、相手の家まで行って話し合って来るのだ！」
「えっ!?」
驚く二人を前に、ボクは真面目な表情で提案したのだ。きっと誤解されて書き込みをしたんだろうし、直接話せば分かってくれるはずなの